過去何度も挑戦者達を退け、女王の座を守り続けてきた。クラブチームでは千葉県、関東を制し、全国の舞台にまで駆け上がった。最初は流れを掴めなくても、徐々に相手のスタイルを消してしまい、いつの間にか勝利を掴んでいる。その貫禄ある戦いぶりは余裕とさえ感じる。毎年解散をかけて臨んで来ているこの舞台で今年も勝利し、女王の座に君臨し続けるのか？それとも解散になってしまうのか？その答えは5月5日に全て分かる。

このチームは何と言っても日本人女子初のNCAA出場を果たし、WJBLのJOMOで主将も務めた経験を持つ大野慎子に注目が行くだろう。しかし簡単にこの舞台まで昇ってきた訳ではない。昨年はG-HITH GAME1、FINALと出場したが、予選で姿を消した。その悔しさを晴らすべく、今シーズン接戦を強いられながらも、見事FINALを勝ち抜きこの舞台に上がってきた。敗戦を味わい、それを糧にパワーアップしたこのチームこそ不落の女王を倒すのではないか。

2009年、2010年と伝説のチームFAR EAST BALLERS以来の連覇を成し遂げた。一部では今年も優勝間違いなしと言われている。記憶に新しいのは昨年のトーナメントで見せたチームディフェンス。これを破らない限り、他のチームが下克上を果たすのは厳しいだろう。またJBL2のTGI-DRISEで活躍している2年連続MVPのエースYOSKが昨年のように爆発したら、手がつけられなくなるだろう。3連覇に死角はなしか？

日本のストリートバスケシーンを引っ張ってきた歴史あるチーム。地元柏で予選を勝ち抜き、3年ぶりにこの舞台に戻ってきた。代表ぬまがインタビューで語っている笑バスケ勉族にってのHITH最後の挑戦。果たして現実になるのかどうかは定かではないが、間違いなく打倒ISAMUの一番手だろう。会場を笑いの渦に巻き込む自由自在なスタイルは相手にとっては非常にやりにくくなるはず。2004年からこの舞台で活躍し続けてきた勉族の初優勝は見られるのか？

埼玉県の強豪クラブチーム。昨年の埼玉県選手権ではベスト4という成績を残した。HITH亀有ではSTU-PIDを倒して本戦出場を決めた。
プレイスタイルはまさにチームプレイ。バランスの取れた安定感のある試合運びをし、最後は勝利を手にする。
相手チームとしてはいつの間にか、江戸川クラブのゲームプランどおりにならないように、注意しておきたいところだ。この大舞台でその力は発揮されるのか？

現在、大阪で一番軌道に乗っているチームといっていいだろう。HITH大阪ではSOMECITY OSAKAに参戦している3チームを倒し、本戦出場権をゲットした。
誰もが1on1が強く、どこからでもスコアできる。また1on1だけでなく、大阪という大激戦区を制覇したチーム力も注目である。
おそらくこのトーナメントでは最年少チームになる。このチームの若さと勢いはどのチームにとっても脅威になるだろう。

HITH2011CHAMPIONSHIPでは初出場ながらベスト4まで勝ち上がった。今年も出場権をゲットし、目指すは昨年以上。いくらやられても最後まで何度もやり返す魂を持っている。
何と言っても注目はエースHAYATO。彼の得点力にはどのチームも手を焼くだろう。そしてそれを支える周りのメンバーもインサイド、アウトサイド共に揃っている。
2年連続で本戦出場を果たした実力は間違いなく本物である。

SOMECITY TOKYO参戦中のチームで間違いなく優勝候補の一角であろう。東京予選でもその力を発揮し、本戦出場をゲット。
中・外どこからでもバランスよく点が取れ、タレント揃いのチームだ。
何より気になるのが、東京予選ではケガで出場できなかったチームの顔であるSOGENが出場するかどうか。メンバーが揃えば頂点へ駆け上がる可能性は一気に高くなる。

HITHに何度も挑戦し続け、真夏のアスファルトの戦いを制し、念願の本戦出場権を獲得。 ボール一つを追う姿勢、ゴールにアタックしていく魂はHITH2011では一番と言っていいだろう。
さらに何度も敗戦を経験してきたことで、勝つための術を学び、実力も確かなものになった。 今回下克上が起きるとしたら、彼らの可能性が高いのではないか。他チームにとっては要注意チームである。

新潟で活躍するクラブチーム"ちきゅう”。最近はストリートの大会でも活動し始め、名を轟かせている。
特にHITH新潟では前評判の高かったHITH2010CHAMPIONSHIP準優勝の勉族Jr.を破り、新潟の面目を守った。HITH新潟でもそうだったが、ディフェンスからチャンスを作るチーム。果たして新潟初の勝利を掴むことはできるのか？

国士舘のOB達が中心となっている若手チーム。HITH埼玉では勢いに加え、安定した力も見せた。ハイレベルなトーナメントを勝ち抜いたチーム力は本物だ。
大学バスケで培われた若さ故の運動量豊富なバスケットスタイルはどのチームも手を焼くだろう。注目はガード陣。1回戦が山場であると語っているが、どこまで上り詰めることが出来るのか？

4年連続の本戦出場を果たした、OGN☆ALLSTARS。今年も優勝候補の一つである。
しかし過去3年間の成績は彼らにとって納得いくものではなかっただろう。「今年こそ」の気持ちはインタビューでも十分に伝わってきた。
また昨年は日本代表選手が参加していて、今年もどんな選手が登場するのか、このチームの一つの楽しみである。